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「ラッキーセブン!」

なにやら 「7」 という数字は特別な意味があり、何とはなしによいイメージを持っているようですね。

数字にイメージを感じ、良いとか悪いとかの感情を持つことがあります。
代表的なものに 「4」 という数字は、その発音ゆえに 「死」 を連想して、良いイメージを持ちません。
また 「9」 も同様に 「苦」 を連想して、これまた良いイメージの数字ではないようです。
一つの数字だけでなく、いくつかの数字を語呂合わせで言い、別の意味を持たせたりすることもあるようです。
このようなことを聞いたことがありませんか?

四十九日(しじゅうくにち)三月(みつき)に渡ってはだめだ!」

四十九日というのは、人がお亡くなりになられて49日目に満中陰(まんちゅういん)という法要をお勤めします。
「四十九日」や「満中陰」の意味は別の機会に譲るとします。
1ヶ月を30日とすると、月初めの1日(ついたち)にお亡くなりになると、次の月の19日が満中陰ということになり、2ヶ月にわたるということになります。
もし12日にお亡くなりになったとすると、12+49=61 となり、満中陰は、次ぎの次ぎの月の、1日(ついたち)ということになります。
つまり3ヶ月に渡ってしまうことになります。
お亡くなりになられた日が、12〜31日の場合、必ず満中陰は三ヶ月に渡るということになります。
これがだめだというのです。
何故でしょう???
その答は 「四十九日が三月(みつき)に渡る」を次のように書くとわかるでしょう。

「始終 苦が 身に付く」

いかがですか?
こんな単なる語呂合わせを、まことしやかに物知り顔で

「四十九日は三月に渡ってはだめだから、住職に言って、2ヶ月にしてもらわなけりゃだめだぞ。これくらいのことは知っておかなきゃだめだ」

と教えてくださり。聞くほうも聞くほうで

「そうなんですか、何も知らないもので・・・・ 有難うございました」

ということで、次々と伝染していくわけです。
語呂合わせで、自分の行動、人生を決めていく・・・・  双六遊(すごろくあそ)びの人生のようですね。

では 「7」 は何なのでしょう。
仏教経典にも「7」という数字はよく出てきます。
極楽の様子を表す時、「極楽浄土には、宝石がちりばめられた(あみ)羅網(らもう)といいます)が、七重に渡り張り巡らされている。また宝でできた並木が(行樹(ごうじゅ)といいます)七重に並んでいます」という表現があります。
仏教で何故 「7」 かといいますと
「さとりの世界」と「迷いの世界」を考えるのです。
迷いの世界というのは「六道(りくどう)」とよばれる「地獄(じごく)餓鬼(がき)畜生(ちくしょう)修羅(しゅら)(にん)(でん)」の世界をいうのです。
ちなみに仏教では「天」→「天上界(てんじょうかい)」も迷いの世界とされます。当然ながら私達が存在している気でいる「人間界」も迷いの世界です。
この6個の「迷いの世界」を超えたところに「さとりの世界」を考えることから、「6」を越える「7」を特別のところと見るわけです。
また古代インドでは7進法が使われていたため、「7」が満数を表す数字とされていました。
いずれにしても、「7」という数字が 「もう一杯一杯」 「十分」 「これ以上上なし」を表している数字なのです。
先に言った、「4」や「9」といった、語呂合わせとは、少し違うようですね。

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「え!かんちがい?」

浄土真宗

お線香は立てるのですか?    お葬式の時の 「答礼」 良くないことなの? 法名ってなんですか?
年回忌法要(法事)は誰のため? 座った仏様と、立っておられる仏様
西」の方向は縁起が悪い? ラッキーセブン?
  ○○進法
   
10進法:お金を数える時など
          「9」の次が「0」(10)になる
    60進法:時計の見方
          「59分」の次に「0分」が来る
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